[Cars]結論はいつなのか?

日本GP前にちょっと佐藤琢磨君の事を書いておきましょうか。
ご存知の通り今年限りでBARから離れる事になっています。
シートを失ったのは「今年安定した結果を出せなかった」のが一番の理由と思うのでしょうがない事ですが、ジェンソン・バトンのゴタゴタも影響したのは事実でしょう。
一部で報道されている当日でのブーイングは勘弁して欲しいですが、バトンのイメージが悪くなったのは確実のようです。
モータースポーツ界では案外よくあることではありますが、一般のスポーツ界(とりわけ日本国内)では純粋に試合結果のみで考えがち。
プロ野球でも成績不振で戦力外通告されるのはある程度納得できる理由ではありますが、他球団の選手との交換トレードで放出されたのでは誰も納得しませんよね?


さて、ホンダは今後も支援していくとコメントしています。
トヨタに行かれるのが都合が悪いとかあれこれあるみたいですが、トップカテゴリだけでなく底辺カテゴリにも影響を与えるからでは?という話もあります。
今月号のレーシングオン誌の特集でホンダ、トヨタをはじめとする各自動車メーカーのドライバー育成プログラムが取り上げられていますが、ホンダが行っているSRS−Fを受講している生徒の多くは琢磨君(SRS−F卒業生でもあります)を目標にしているとのこと。
ここで琢磨君がいなくなったら受講生の目標がなくなってしまうということ。もちろんその程度でモチベーションを下がっては「その程度のドライバー」となるのですが、さらにそのあとに続くであろう候補生に影響しそうです。

ということでホンダエンジンという「チームにとっての人参?」はぶら下がったままとなった琢磨君ですが、今後はどこになるのかいろいろ噂が飛び回っています。
今まで上がったのは
・ウイリアム
・ジョーダン(ミッドランド)
レッドブル
どのチームも噂先行の域を出ていないのですが、有力といわれるのがジョーダン。以前所属していたチームであるということと、実際に琢磨君にアプローチしたということで最有力となっていますが、現在エンジンがトヨタということで実現するかは?です。
次にファンの間では「行ければいいな」的に言われているのがウイリアムズ。確かにトップグループにいけるチームですし、フランク・ウイリアムズ氏は根っからのファイター好き。懸念されているのが87年にホンダと決別している事。ただし20年も前のことをあーだこーだ言ううのも変な話。その懸念は余り関係ないような気がします。
残るレッドブルはちょこっと噂に上がった程度だったんですが、すでに4人もドライバーを抱えている事を考えたら実現性は低そうです。
ま、もうちょっとしたら結論が出るかもしれません。

[Cars]急展開!

・・・なんてことを書いていたら本日付けのニュースでホンダから発表がありました。ともにNiftyからの情報です。
・BARの株式を100%取得。2006年からはホンダ単独チームで参戦。
 (なお、「BAR」という名称は残るらしいとの事)
・新規参入予定のチームにホンダエンジンを搭載予定。またこのチームから佐藤琢磨にオファーを出しているとの事。
 (・・・ってどこなんでしょうね?シャシー設計に実績のあるところだといいのですが。)

何か一気に急展開してきました。

[Cars]追記:その新規チームって・・・

F1以外のカテゴリでシャシーに実績のあるところだとしたら
パノス(Gフォース) ← 現在IRL用シャシー量産中
ダラーラ ← 現在IRL用シャシー量産中
童夢 ← 過去には試験的に製作していましたが・・・ってか今テストしてないよな・・・
ムーンクラフト ← ここも過去にオリジナルF3000シャシーを製作していた過去あり。
あとはヨーロッパですね。