[Horn][あびすい]12分は短すぎる?

今月号(2/20発売)の管楽器専門誌「パイパーズ」に吹奏楽コンクールでの12分制限についての記事がありました。

吹奏楽、特にコンクールに出場した事のある人にとって12分という時間制限はどう思うでしょうか?
単に「公平な審査をするための規則」として流す人もいれば、「演奏カットの横行で音楽性を落とす元凶」と切り捨てる人もいます。

私はどちらかといえば後者でした。主に高校時代にコンクールに出場していましたが、この頃はまだよく分からずに演奏していたところがありました。もちろん「練習番号○○から△△までカットね」と指示されて「え?」とは思いましたが、「仕方ない」と思って演奏していた記憶があります。
また管弦楽から吹奏楽曲への編曲の過程でカットされている例もあり、このときは渡された楽譜すべて演奏して「全曲演奏!」と思って満足してたところ、その後原曲を聴いてカットに気が付いてがっかりした経験もあります。「ニセモノ」とまでは言いませんが、演奏する側にとっても気持ちいいものではありません。
私が他の吹奏楽団やコンクールの演奏を聴かなくなったのはここからかもしれません。

今回の記事は作曲側、著作権、編曲側と視点を変えて書かれています。
それぞれ事情はあるのでしょうが、演奏側、観衆側に立って編曲してほしいものです。