[Others]ただいま読書中(その2)鳴海章「真珠湾、遙かなり―零戦隊血風録」

本日読み終えたところです。
正直、「うーん」な内容です。
史実をなぞらえただけという感が強いんですよ。
その時、戦場にいたパイロットの様子とか攻撃の描写は定評のある鳴海氏のこと、そういった点では特に悪いとは思わないんですが何かすっきりしないというべきか。


ここにきて史実を基にした創作物を作るのが如何に難しいか考える事が多くなりました。
リアリティを求めすぎると受け手は面白くない。かといって逆に脚色を加えすぎるとわざとらしさが鼻に付く。
本作品はちょうど映画「パールハーバー」の対極に位置するような作品と思えばいいのかなと。