[Entertainment]この分だと毎月書くことになりそう「パイパーズ」

パイパーズが先月問題提起した「吹奏楽コンクール12分問題」について反響が結構あったようで、今月号(3/20発売)でも意見の一部が掲載されています。
まあ肯定・否定いろいろとありますが、コンクール自体をどう捉えるのかで分かれてくるのかなぁと。

・複数団体が集まるコンサートの延長線
・各団体の技術を披露して講評をもらう品評会

前者だと音楽性重視になってくるのでカットが横行する状態は我慢ならないでしょう。
後者だと逆に必要なフレーズをピックアップして演奏技術をアピールする傾向にあるので、「カットのどこが悪い」なんていう意見になってくるのではと。

ここにきて高校生の頃のコンクールでラフマニノフの「交響的舞曲 第3楽章」を演奏したことを思い出したのですが、このときは「出版された楽譜そのまま」に演奏しました。
当時はこちら側でカットしなかったせいか、全て演奏しきったと満足していました。
ところがこれは出版された楽譜そのものがすでにカットされたものでした。
その後オーケストラによる同曲を聴いて始めてカットの事実を知ったとたん、何かニセモノを演奏させられた気分になり、以後吹奏楽のCDはあまり聴かなくなってしまいました。
これに関しては正式に出版されているものであり著作権はクリアしているものだと思いますが、ただでさえオーケストラの真似っこになりがちな吹奏楽に輪をかけてバッタモン感が拭えません。
今の論議とはちょっと違った例ですが、もっと問題の根が深くなりそうです。


パイパーズ今月号では気になる記事がもう一つ。
ユニクロとオケのコラボについての記事なのですが、あれ?ありませんでしたっけ?

と思ったらそうか、吹奏楽団ではイベント演奏などでカジュアルな衣装は珍しくはないのですが、オケではあまり見かけませんね。
パイパーズではあまり好意的にとらえてはいなかったようですが、団体の運営をどうするかによって決まる事なので細かいところでどうこう言うのはいかがなものかと。
例えばこの記事にも例として取り上げられたN響が子供連れが多い観客相手のコンサートを開くとしても衣装はモーニングを押し通すのか?
場合によってはジーンズにトレーナーの方がいいのかも。

あ、編集部殿、ひょっとしてこれも「問題提起」ですか?