[Others]ただいま読書中(その6)「絶対音感

「あなたは絶対音感を持っていますか?」

この問いから始まったというこの本。持っていない人からすれば音楽上達の条件のように見られる一方、持っている側からすれば聞く音全てが音階に聞こえてしまって落ち着かない。羨望と誤解が入り混じった能力のようです。

私が「お!」と思った部分は絶対音感を持っている人が全ての音楽に関して絶対的な音感を持っているとは限らない点。
例えば
「とある絶対音感を持っているといわれるクラシック音楽家がジャズを聴いたとたんに音感が狂ってしまう。和音がわからなくなる。」
「ある楽器奏者は担当楽器の音階を言い当てる事は出来るが、他の楽器の音階は全く当てることが出来ない。」

「絶対」「Perfect」とか付いているものだからスーパーマンのような印象をもたれますが、実態は上のようです。
結構意外な一面が見られるかも。

絶対音感 (小学館文庫)

絶対音感 (小学館文庫)