[Others]富嶽三十八景?

太平洋戦争時に「富嶽」と言う計画のみに終わった日本の爆撃機がありました。
エンジン6基の巨大機でアメリカ本土を直接爆撃すると言う構想だったようですが、いかんせん戦争末期では無理な話。図面すら引かれないうちに終戦となっています。
このこともあってかIF戦記の作家たちに格好の題材となっています。
中には漫画家の松本零士氏も入っていますね。ただ氏の場合は「太平洋戦争があと3年続いていたら?」というIFを中心にしているので富嶽自体の登場もほんのちょっとです。とはいえ史実では試作のみに終わった局地戦闘機震電」を両脇に固めて飛行している絵は「松本氏も活躍している夢を描いていたのかなぁ」と思わせます。
興味深いのは松本氏をはじめ、多くの作家陣が描く「富嶽」がB29の延長線のようなデザインだということ。
もちろん構想図すらないので実際はどんな姿だったのか知る由もないのですが、「構想の前身」というべき「Z機計画」を見ている方もいるようですね。
こういうのは関わった人に聞くのが一番なんでしょうが、存命になっている方はもう少ないでしょうね。