[Entertainment]ウケ−テル〜好奇心の砦〜

ご存知の方も多い明和電機の作品の一つですが、金魚が入った水槽の上から針が仕掛けてあり、脇にある電話機の時報音に合わせて針が落ち、運が悪ければ針が金魚に刺さるというもの。*1

この作品には「この世界で一番危険なものは『時報を鳴らしてみようと思う人間の好奇心』」というメッセージが込められています。

「一番危険なのはこの仕組みを作った製作者だろ」という突っ込みもありますが*2、そんな作品を作ったとしても時報さえ鳴らなければ金魚に刺さることもない。金魚が生きられる最後の砦だったりします。
ところがこの「好奇心の砦」は簡単に破られる。「へぇ〜面白そう」と次々と観客が117の時報をかける姿を目撃しました。

閑話休題
これってネット上でしばしば見るブログやmixiの炎上のプロセスに近いです。
よく知っている仲間内で会話しているぶんには問題ないものの、好奇心旺盛な「部外者」による不用意な発言がきっかけになって荒れていく。
好奇心というのは厄介なものです。

*1:・・・だそうですが、設計上の不具合のために針が斜めに飛んでしまい、「命中」はあっても刺さらないのだとか(笑)

*2:実際アンケートに書かれることも多いとか