[Horn]らっぱのバイブルって・・・
大抵のらっぱ吹きのサイトで書かれていますが、「ラッパ吹きの数だけ奏法が存在する」というのがあります。
つまりラッパ吹き各々が高い音や綺麗な音を出そうとして周囲の情報を取り入れながらあーでもない、こーでもないと試行錯誤を繰り返した上で超絶技巧を獲得しているのですが、それをあとに続くらっぱ吹きに伝授しようとしてもなかなか伝わらないというのが現状です。

なのでらっぱ吹きのバイブルって?・・・と聞かれたとき、返事に困るのです。

一昔前なら「アーバン金管教本」と答えるのでしょうが、なにぶん150年以上前にかかれてた教本であり、現状にそぐわなくなってきている問題を抱えており、「フィンガリングの練習以外では厳しい教本」になってきています。
例えばタンギングの発音で「TTKTTK・・・」とありますが、私を含めた多くのらっぱ吹きは英語の発音で「トゥトゥクトゥトゥク・・・」とやっていました。ところが先日エリック宮城氏の指摘で「あ!」と思わされたのですが、アーバン氏はフランス人なのでフランス語の発音でタンギングしなきゃいけなかったんです。つまり「ドゥドゥグドゥドゥグ・・・」だったんです。
これで吹いて見ると分かりますが、とても綺麗な音ではありません。当時はOKだったのかもしれませんが・・・

あと有名なのに「クラーク教本」とか「マジオ金管教本」とかありますが、決定打というものは無いようです。
私自身結構迷ってますね。

現在のプロの方はどうしているんでしょう?