[Cars]当時は応援していたのですが

今月号のRacingOn誌の連載「ルマン遥かなり」が終了しました。
この連載でレースそのものよりも、当時の日産内部の組織的な問題が垣間見えたのが収穫でした。

やはりプロジェクトXのように美談ではすまなかったのか・・・というのが正直な感想です。

経営トップのレベルでは旧プリンス自動車の技術力は喉から手が出るほど欲しかった技術であり、かの番組では大歓迎で迎えられたように放送されていました。
ところが現場レベルでは確執が発生していたようで、2種類のエンジン、2種類のシャシー、挙句の果ては同一メーカーでありながらチーム間で情報の共有を行わない、などの事態になっていたようです。これじゃ勝てないですよね。

C.ゴーン体制以降である現在のスーパーGTではさすがにそんなことはないようですが、あの当時はまだまだシロート集団だったんですねぇ。