[Cars]考えがまとまらない”昨日のホンダF1撤退発表”

今ですね、今月号のレーシングオンを見ながら思っていたんですが、ニッサンは端からF1の参入は考えていなかったようですね。市販車へのフィードバックが見込めるカテゴリだけのようです。まあ今のSuper-GTはかなりあっちの方へいっている気がするのですが。

自動車業界に関わらず今の世の中、株主と融資元の銀行を無視できなくなっているのが原因なのかなって。
いくら「ホンダスピリッツ」を訴えても「市販車が売れていないのに?」で"終了"なんだろうなと。
特に市販車へのフィードバックが少ないF1は「お遊び」程度に見られている風潮にありますから、日本では。

※ちなみに12月8日のホンダの株価は午後から約100円ほど上昇した約1750円になっています。
ただ2008年1月が約4000円だったことを考えると100円の上昇はほんのちょっとですね。

草葉の陰で見守っているだろう本田宗一郎氏に聞いてみたいです。
「こんな1000人近く首を切る事態になっている経営状態でF1を続けた方が良いのか?」

とまあF1撤退は決まってしまいました。
で、他のカテゴリはどうします?
ワークス参戦ではSuper-GTとIRLがありますが、いずれも技術的なフィードバックはありますし、何より無償供給ではないということ。各チームに販売ないしリースなので多少なりとも利益があります。F1と大きく違うのがここですね。
AMLSはどうなんでしょう?あれはワークス?ちょっとはっきりしません。いずれにせよアメリカ資本のようなのでちょっと違うような気がします。

[Cars]ただでは転ばない?

一つ思ったのが「"ホンダ"は撤退します。」で終わりではないような気がするんです。
技術力の維持という点でも完全なストップは考えられないはず。
そうじゃないとホンダのエンジニアのストレス解消に市販車でとんでもない「タイプR」を作りそうで(笑)
いっそのこと次期NSXにKERSとF1エンジン積みます?(冗談です)

閑話休題

ところでこの時期なら2009年スペックエンジンはある程度できているはず。このまま捨てるとは到底思えないんですね。
ワークス参戦という"無償提供"ではなく、リースの形で関わってくるんじゃないかと思うんですよ。
実際90年代のホンダ休止中は無限(現M-TEC)がエンジンを提供していましたが、あれは実質「無限のバッジをつけたホンダエンジン」でしたし。
何らかの形でパドックのあちこちに"HONDA"がちらついてそうな気がします。