こんな小春日和の〜♪(季節一切無視)

ここん所いろいろあって巡回する間が無かったヲノサトルさんの「鎗ヶ崎ジャーナル」
5月分を一気に見ていたのですが、こんな日記を発見
「へぇ」って感じで見ていたんですが、ちょっと待て、1月生まれの私はどうなるんだ?
まさに「頭が春」?

[Cars]正解のない選択問題

昨晩アメリカGPを全部見てみました。
ご存知の通り、ダミーグリッドには20台ついたものの、フォーメーションラップ中にミシュラン勢がピットへ。ブリジストン勢たった6台でレースが行われました。観客がブーイングなのは当然です。さすがに物を投げ入れる行為はいただけませんが。
私が主に見ている情報サイトはNifty@Motorsなんですが、ここでもいろんな感想のトラックバックがありました。さすがに1日経ってみなさん比較的冷静なものが多いです。
ただ気になっているのはこんなタイヤを作ってしまったミシュランって・・・という文体が見受けられること。さらにはブリジストンは安全性重視で・・・というものまで。皆さんレースの本質を忘れていませんか?

何年前だったか中嶋悟さんがF1に関しては素人のタレントさんへこう説明をしています。

レース用の車はレース全体の距離を走りきればゴール直後1kmで壊れてもOKなんですが、それはどのチーム・メーカーもやっている事。それでは勝てないんです。なのであと1km、あと100mと切り詰めていくんです。
ドライバーもそう。車の能力を100%出そうとしてもそれはどのドライバーもやっている事。ドライバーも101%、もう1%上乗せ・・・とやっているんです。
レース中にスピンしたり車が壊れたりしていますが、「ああ、さじ加減をミスったんだな。」と思ってくれればいいと思います。

ギリギリのスピードを追求しようとしてさじ加減をミスってしまったミシュラン
一方耐久性を重視して肝心のスピードが出てこないブリジストン
どちらも性能追求として間違っている方向には思えないのですが。
さて、あなたはどちらを選びますか?ただし「どちらが正解」という解答は存在しません。

さて、これはどなたも話題に挙げていましたが、結局のところ根源は「予選、決勝通して1セットのタイヤ」のレギュレーションになると思います。
象徴的なのがヨーロッパGPでのライコネン。自らのミスとはいえフロントタイヤにフラットスポットを作ってしまい、明らかにトラブルの状態なのに交換が出来ずに走行を続けてしまった結果、サスペンションが折れてリタイヤとなっています。
このレギュレーションはパンクしないと交換できないのでしょうか?パンクが原因の大クラッシュなんて悲惨極まりない。
またなんとかピットまでたどり着いても交換できるのはパンクした1個のみ。磨耗した3個にほとんど新品の1個というアンバランスな構成で再び走る事になります。これまた中嶋さんの説明ではないですが、性能追及のためにギリギリのバランスでセッティングしているのにこれでめちゃくちゃになるはず。これではドライバーは安心して攻める事は出来ません。
このレギュレーションをどうにかしないと騒動は治まらないでしょうね。

[Cars]・・・と真面目モードはここまでにして(ネタ)

さて、今回のレギュレーションで思い出したのが某タイヤメーカー

さぁータイヤ無交換のレギュレーションなら勝機があると急遽参戦してきた第3のタイヤメーカーP!なかなかのパフォーマンスを見せています。
さて、そろそろピットインですか・・・クルーがスタンバイしています。手にしているのは・・・ヤスリでしょうか?日本のかんなの様にも見えます。
さぁー!入ってきました!さぁー一体何をするのか?
ジャッキアップして・・・後輪を空転させます!!
クルーがヤスリをタイヤに当てています!削ってます削ってます!ゴムくずが紐のようになって飛んでいます!
フロントの方も・・・これは空転させるための工具を用意していたようです。こちらも勢いよく削ってます!
さぁ!終わったか!ピットアウトしていきます!タイムは・・・11秒2!ちょっと時間がかかったか!
しかしこれでほとんど新品同様のタイヤになりました!アウトラップのタイムが気になるところです!



・・・っと・・・あーなんとピットアウトしてわずか3周でパンクです!コース脇にマシンを止めます!
ドライバー顔が真っ赤です!怒り心頭といったところか!ピットに駆け込んでいきます!

「削りすぎだ!」

お後がよろしく・・・ないか